ソフトボールを始めたら、まずは基礎を固めていくことが大切です。
いざ素振りを始めても、最初はバットのヘッドが下がってしまったり、振ることを意識して思い切り体が開いてしまったり、スイングと同時に体が前へ突っ込んでいってしまう選手は多くいます。
ひと昔前はボールを叩くようにするというダウンスイングが主流で、バットを上から出す指導法をしていた指導者も多くみられました。
しかし、このダウンスイングも基礎ができていなければきちんとマスターすることはできません。
ここではバッティングの基礎となる「肩掛けスイング」の方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
バッティングの上達には初めの構えが大切!
バッティングの上達にはまず初めの構えが大切です。
ではどのような構えが理想的かというと、背筋は伸ばして、肩は力を入れず、楽な姿勢で構えることが大切です。
始めから思い切りバットを上げて構えていると、確かに構えの見た目はかっこいいのですが、変に力が入ってしまってそれがスイングと一緒に体が前に突っ込んで行ったり、肘が下がってアッパースイングのようになってしまう原因にもなってしまいます。
まずは肩の上にバットを担ぐ「肩掛けスイング」を始めの構えで意識するようにしましょう。
肩掛けスイングの練習法
まず、力まずバットを方の上で担ぎます。
その状態から、バットを引いたり上下に動かしたりせず、ボールに対してまっすぐスイングします。
この時、肩からスイングをするようなイメージでまっすぐ振りぬくことでヘッドが下がったり、前のめりに突っ込んでしまったりといったクセも直していくことができます。
また、「肩かけスイング」をしっかり練習していくことでバッティングの軸が決まって、肩に無駄な力を入れない理想的な構えが身につくので、必然的にバッティングが上達していきます。
この肩掛けスイングをきちんと基礎の段階から練習しておくことで、ダウンスイング、レベルスイング、アッパースイングといった応用も効くようになりますし、肩にバットを担ぐことによって、実践でもバットの振り始めがぶれることなく、視線も安定するのでボールをミートさせやすく自信にもつながっていきます。
ソフトボールのバッティング基礎は肩掛けスイングから!
ソフトボールを始めたばかりの頃は、どんな一流の選手だって初心者で、基礎をしっかり固めているからこそ素晴らしいプレーができるのです。
まずはバッティングの基礎として、ただ数をこなすのではなく、一振り一振りを大切に、しっかりとフォームを固める目的で肩掛けスイングをしっかり練習しましょう。