ソフトボールでワンランク上の投手に!ドロップの投げ方

ソフトボールのピッチャーで、このピッチャーは上手いな、打ちにくいなと思う「いい投手」というのは、決してみんなが球速が速かったり、ガタイが良かったりするわけではありませんよね。

小柄でもコースをつくようなコントロールが非常に上手い投手や、変化球を積極的に取り入れている投手はたくさんいます。

ソフトボールの投手として、ワンランク上の投球をするために、日々の練習やバッテリー間のコミュニケーション、野手との信頼関係はもちろん大切ですが、変化球をひとつ習得するというのも手です。

ここでは、バッターの手元で沈むように変化する『ドロップ』の基本的な投げ方、ドロップを取り入れていくために注意することをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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ドロップとはどんな球種?

ソフトボールにおけるドロップとは、球速は速球と同じスピードで、ボールに下向きの回転をかけることで、バッターの手元で沈むように変化させる球種です。

バッターの手元で変化することから、内野ゴロに打ち取ったり、バッターから空振りを奪うのに効果的です。

ドロップの握り方と投げ方

ドロップの握り方

まずはドロップの基本的な握り方をご紹介します。

中指と人差し指を開かないで、第一関節をボールの縫い目にかけ、親指と薬指でボールを挟みこむようにして持ちます。

速球を投げる時より浅めにボールを握るイメージで持ちましょう。

基本的なドロップの投げ方

①まず、セットポジションで通常の速球を投げる時と同じように構えます。

②顎を引き、しっかり前を見て、ボールを持っている方の手を後ろに引きます。

③体重は右投げの投手であれば右足に、左投げの投手であれば左足に体重をかけたまま、手首を少し上方向に曲げ、反対の足を速球に比べてやや狭くして速く踏み出します。

④全身を使って腕を回転させ、手首を返してボールに縦回転をつけます。

⑤手首を少し内側にひねりながら、ボールをキャッチャーミットに向かって押し出すようにリリースします。

⑥フォロースルーもそのまま大きく上方向に大きく取るようにします。

ドロップを投げる際の注意点

ドロップはコントロールがつけずらい球種ですので、試合でドロップを使うにはしっかり投球練習を重ねて、狙ったところにコントロールできるようになってから使うようにすること、そして、ワンバウンドになりやすく、速球とはボールの軌道も変わりますので、ドロップを取り入れる際には、バッテリーでしっかりコミュニケーションをとり、練習からサインを決めておくことが大切です。

そうすることで、キャッチャーがボールを捕りそこなってしまう危険性や、怪我をしてしまう危険性を軽減することができます。

まとめ

ドロップはコントロールがつけずらく、習得までも少し時間がかかる、変化球の中でも難しい球種かもしれません。

しかし、その分『打ちにくい球種』です。

練習を重ね、試合で使えるようになったら…

バッターを内野ゴロに打ち取ったり、空振りを取りに行ったりできるだけでなく、きっと投手としての『自信』、そして、バッテリー間の『かたい絆』をプレゼントしてくれるでしょう。

ぜひ、ここでご紹介した投げ方を参考に、ドロップに挑戦して、そして自分のものにしてください!

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